Vtuber関連で仕事をしたい、副収入を得たいとなった場合に気になるのが手数料の話です。プラットフォームや販売サービスの選択肢が豊富になる一方で、

「手数料が高い!」「手取りが少ない!」

という声を聞くことも珍しくなくなっています。

今回は「何故そんなことが起きるのか?」などの背景を含めつつ、手数料の相場に迫っていきます。

投げ銭トップクラスになるのがYouTube

はい。Vtuberの皆さんお馴染みの投げ銭システム。最も有名なのが『YouTube』のスーパーチャットで還元率は70%に達します。ただし、iOSを通して決済するとプラットフォーム手数料が2割程度上乗せされるので、スーパーチャットなどの平均値は更に下になる感覚ですね。

YouTubeは審査のハードルが高めになっていますが、手数料30%でも「還元率が高い」媒体なのです。

YouTubeと同じく還元率が高い媒体として知られているのが『 Twitch』です。

ゲーム内通貨は1ビッツですが、1ビッツ1円⇒140円で100ビッツ購入可能と考え貰うとわかりやすいです。『 Twitch』の運営元はAmazonになるので、実際はドル換算になりますが、細かく計算するとほぼスーパーチャットと変わらないだけの還元率になっています。

さらに、『 Twitch』は初回購入でビッツを安く購入できるなど還元策を充実させているため、還元率の高さでYouTubeを上回ることがあります。他にも色々ありますが、そこは省略。

IT系の巨人であるgoogleが展開するYouTubeと、流通の巨人であるAmazonの展開するTwitchの勝負なので、実質世界最高レベルのプラットフォームがこういう手数料を取ってますよ……というのが基礎知識になります。

使い勝手が良いかは話が別なのでこちらも略)

実は還元率がもっと高いところがある?

実は投げ銭ではもっと還元率が高いところもあって、ドネーション(寄付)用のシステムを使えば数%の手数料で寄付を受けられるケースもあったりします。

問題は、サービスを調べて導入するまでのハードルが高いこと。これは寄付の仲介手数料を得るビジネスモデルが多く、年会費がかかるか否か、法人などに限定されるかどうかなど、様々な条件が異なるため。

また、海外で行われているサービスも多く、「詳細のチェックが難しい」という難点も。

紹介するのもリスクがある状態なので、本気でYouTube以上の還元率を目指したい場合はドネーションについて勉強するのがおすすめ。

……配信以外で比較的手ごろに安い手数料で投げ銭受けられるサービスもあるので、探す割に合うかは別ですけどね。

DMでAmazonギフト券は注意が必要?

手数料が気になるのであれば、最も簡単なのがDMやamazonの欲しいものリストからAmazonギフト券を投げることです。これなら100%、無駄なく相手の支援ができる、受けられるので積極的に利用する人もいます。

が、注意したいのは「受け取る準備がないのに勝手に贈る人が出るケースもある」こと。

「マシュマロでamazonギフト券のコードで贈りました!⇒過去にセクハラマロ送ってたのでIPごとブロックされていました」

とかなっても、「知らんがな」としか言いようがなく……

受け取る側の受け入れ態勢と、送る側の同意があって初めて成り立つのですよね。というか、知らない人から贈られても困るというケースもあるので、

「受取OK」にする場合も範囲を絞るとかある程度考えてからがおすすめです。

配信で「ウェルカム!」っていっちゃうのも方法ですけどね。

現金の方がうれしいという人もいるので万能だとは思わないのが吉。

BOOTH経由で投げ銭を受け取れば手数料は3.6%

皇帝ぶいちゅっば兼シンガーソングライター 逢坂まのさんのBOOTH
季節衣装ごとのグッズや、内容が充実したボイスなどサービス精神豊富なラインナップが特徴。

海外のドネーションサービスやDMなどを経由してamazonギフト券を利用しなくても格安手数料で投げ銭を受ける仕組みも作れます。

一番簡単なのはBOOTHでデジタルデータを販売すること。音声でも、イラストでも、何でも可。100円から購入できるようにして、好きにBOOSTしてもらえば、100円の商品を数万円で購入することも可能です。

BOOTHの優秀なところは、デジタルデータの販売であれば手数料が3.6%しかかからないこと。

要するに投げ専用のダウンロードアイテム作って好きに投げ銭してもらえば最低限手数料で収入を得られる場合があるということ。ネックになるのは定期収入にならない場合が多いことで、この場合はFANBOXなどと併用することが前提になってきます。

ボイス販売などで定期的に商品を追加するなど、ファンサービスと収益源の両立をしている人もいるので、人によって使い方が大きく変わるのも特徴です。

FANBOXなどの会員サービスの手数料比較


武良崎ゆき (むらゆき)さんのFANBOXのTOP。Vライバーとそのファンにはおなじみの画面。
むらゆきさんは17(イチナナ)で活躍していることでも有名。FNBOXへのアクセスはこちら

BOOTHの手数料が安いのはわかった、じゃあ、会員制のサービス月額手数料などはどれくらい? という話で、2019年5月31日時点のデータをドン。

ファンティア[Fantia] 8%

FANBOX 10%

Enty 10%

Fantasfic 10%~5%

月額会員サービスではファンティア[Fantia]が8%で首位、Vtuberの利用者が多いFANBOXは10%になっております。

月額制支援サービスでは古株になるEntyも10%、比較的新興のサービスであるFantasficは若干変則的で、招待人数が多いと手数料が小さくなるシステムを採用しています。最初は10%で5人招待&登録などの条件を満たせば手数料が5%まで下がります。

理論値でいえば、Fantasficが最も手数料が低くなるほか、仮想通貨を使った投げ銭ができるファンフィク(二次創作の規約を作り、規約に同意して売上げを上げた作品の一部が原作者に還元される) など先進的な仕組みをとりいれています。広まるかどうかは今後の課題しだいですが、意外とVの利用者が多いのも特徴。

招待などの前提を外し、すぐに8%という安い手数料で開始できる上、サークルなどの情報検索機能が充実しているのがファンティア[Fantia]

逆に検索機能などをほとんど省略しクローズドなファンコミュニティを作りやすいのが FANBOXになります。

Entyは最新投稿順にならべて無料公開作品を中心に見るなど、SNS的な使い方も可能です。(他のプラットフォームが主要な媒体だとパンチが弱くなりがちという話も…)

サービス販売系のプラットフォームと比べてみると?


#V一家 所属、ゴートベルさんのアイコン販売画面。
こちらはココナラの販売画面で手数料は高いものの検索ボリュームが大きく商機に繋がりやすい。
しかし、手数料を考えてSKIMAなどのプラットフォームを併用する人も多い。

最近の小ネタだと、Skebで『二次創作公認プログラム』が開始されたり様々なサービス販売のプラットフォームでもクリエイター支援の様々な取り組みが進んでいます。

Skebが漫画家や各権利者だけでなVtuberの申込者を集めたのもちょっとした話題になりました。

詳しい情報は下記のリンクから。

Skeb:二次創作公認プログラムの開始と手数料の改定、規約等の変更につきまして

https://medium.com/skeb-jp/change-6fa838d525a3

FANBOXなどの月額型の支援プログラムで収入を得られるようになると、その先の「コンテンツを販売したらどうなのか」という販売手数料の方が気になってくる人が居るかもしれません。

一応、BOOTHでも様々なコンテンツは販売できるのですが、「前払いか後払いかでトラブルのなる可能性」があったりしてですね……

それなら、各種プラットフォーム経由で売った方が良いのでは?という話も出てくるのです。もちろん、信頼関係があるならDMで直接取引でも問題はないです。が、支払いトラブルを避けるためにも各種販売プラットフォームの手数料は知っておいて損はないです。

一応過去機記事でも書いているのですが最新版に修正して掲載いたします。

ココナラ 25%~10% 

おひねりシステムあり(支払額5万円以下25%、5万円超で20%、10万円超で15%、50万円超で10%。おひねりは別換算)

SKIMA 20%~10%

チップシステムあり(支払額2万円以下20%、2万円超で10%、5万円超で10%。チップは別換算)

2次マ 10% 

チップやおひねりなし(サイト内販売物の二次創作があった場合は所定割合でロイヤリティが発生する制度あり)

Skeb 13.6%

( 2019年6月7日0時(日本時間)より15%に引き上げ予定。改定まではキャンペーン適用で3.6%まで手数料を下げられる可能性有り(詳細)。 二次創作公認プログラムの事前申請により、ファンアート売上げの10%を原作者に還元する制度あり。また、短文で依頼ができるなどサービス自体が特徴的)

一般的なクラウドソーシングサービス 
20%~5%

ランサーズクラウドワークス等、10万円以下20%、10万円超10%、20万円超5% チップシステムはないものの、追加支払いマイルストーン払い(工程ごとの分割払い)機能あり)

Fantasfic 10~5%

(招待人数に応じて変化。サークルを組むことで所定割合で報酬を自動分配する機能や、二次創作規定(ファンフィク)に基づく原作者(サークル含む)への報酬支払いプログラム、仮想通貨決済(EXC払い)設定有り)

支払いの担保などを受けるのに大体20%くらいの手数料がかかると思っておくと間違いがないです。そして、高額取引になるほど手数料が減ります。

日本の投げ銭の還元率の話

さて。投げ銭の話に戻ります。

色々ふれてきましたが、日本の投げ銭の還元率はかなり低めに設定されています。

なぜなら、日本の金融に関する法律が厳しいから

法律上、余り高い還元率の投げ銭はできない仕組みになっているのです。

「投げ銭高くてもいいじゃん!」と思うかもしれませんが、それだと、「反社会的な組織(テロ組織とか)が資金洗浄(お金の出所をわからなくする)ために投げ銭したらどうなるの?」ってツッコミが入るんですよ。

そういうことが起こりえることがわかっててやってたら犯罪助ける形にならない? 企業としてしっかりお金と法律まわり意識して管理しているの

となってしまうのです。

なので、「手数料ほとんど取らずに投げ銭するには仮想通貨経由するなどの迂回策を使う(Fantasficだけでなく、モナコインなどの仮想通貨誕生の理由もクリエイター支援が主か、資金洗浄が割に合わないくらい手数料などをとるか」って話になってしまうのです。

日本発のライブ配信プラットフォームが各種還元率などを公開していないのは、

「どうしても還元率が低くなりがち」な上、

「広告費などを稼いでくれる人がごく一部で一律に設定すると厳しい面がある」

「変なところに情報が漏れて反社会勢力に使われたりするとまずい」

とか、もろもろの事情が絡んでいるからです。

まぁ、演者の確保の関係上あんまり公開しない方がいい……なんて話もありますが、プラットフォームが増え続けている上比較も簡単になっているので、バレないようにしててもオーディション受けたりする側の方が詳しいなんてケースもでてきます。

ある程度経営などをかじった人間になってくると、運営体制などから人件費割り出して3~4割程度の還元率でも「納得」ということも多いわけですが。

イベントなどの企画、宣伝広告費、サーバーなどのインフラ維持にアプリの研究開発費……などなど、お金がかかるところは唸るほどありますし、イベントの賞金や優勝特典などで伸びる人に資本が集中する仕組みになっていることも珍しく無いのです。

還元率が高くなるまでは下積み的な活動になってしまうプラットフォームもあったりするのですが、トップ層に食い込むと企業案件なども普通に飛んでくるのがエンタメの世界です。

初心者も含めて還元策充実させてる企業もあるのですが、関わってしまうと「守秘義務」が発生することもあったりでですね……

直接問い合わせたり、オーディション受けたり、知ることができる場所に行くことも結構大切だったり。

投げ銭とBOOTHとかの違いって何なの?

日本の投げ銭は安くなりがちという話が出たわけですが、なら、なぜBOOTHなどの手数料が安いかというと「データを含む商品は販売物なので投げ銭とは法律上の分類が違う」からだったりします。

価値があるかどうかは購入者が判断することなので、一言ボイスを100円でおいても問題ないですし、100円の商品に数万円のブーストつけるのも自由なのです。

月額会員系のサービスも主な目的が「サービスを受ける権利を購入している」になっているとか、投げ銭と違う法律で動いているのですね。

エンタメで稼ぐか、クリエイターとして稼ぐか

まぁ、ざくざく書いてきましたが、基本YouTubeなどのエンタメ領域で食べ行くのは難しいです。

収益化が比較的簡単なプラットフォームは増えていますが、YouTube程還元率は高くないのが基本です。例外的なプラットフォームもあるといえばあるのですが、見つけるのが大変ですし、見つけて稼げるかもまた別の話です。

なので、エンタメで生きるよりも、エンタメを支える周辺産業でクリエイターとして働いた方が収入を得やすい人もいたりします。

「クリエイターが宣伝のためにVtuberをやっている」ケースも珍しくなくなっていますし、宣伝のチャンネルがあるのは大きな武器です。

活動を通して自分の適性を知っていくことも大切なので、仕事や副収入を得たいのであれば「お金の事情」も知っておくといいですよーというお話。

余談

クラウドファンディングなんかもプラットフォームで手数料が大きく変わったりする媒体です。

販売プラットフォームもそうなんですが検索ボリュームが大きい(会員数が多い)かわりに手数料が高いとかもあるので、バランス感覚が大事なんていう話もあったりします。

別な味方すると、検索に強いサイトに情報が出るとそれだけで宣伝になる可能性があるという話なのですが。


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